【結論】中央高等学院の初年度の実質負担はいくら?
まず、いちばん知りたい数字から。
中央高等学院(池袋校)に新入学し、提携校の中央国際高等学校で1年次25単位を履修した場合の初年度費用です。
| 支払先 | 費目 | 初年度の金額 |
|---|---|---|
| 中央高等学院(サポート校) | 通信制高校サポートコース(入学金20,000円+教育運営・設備費80,000円+諸経費100,000円+受講料600,000円) | 800,000円 |
| 中央高等学院(サポート校) | タブレットPCキッティング料5,000円+システム利用料6,000円×12か月 | 77,000円 |
| 中央国際高等学校(提携校) | 入学金50,000円+教育運営費30,000円+授業料15,000円×25単位 | 455,000円 |
| 中央国際高等学校(提携校) | 検定料 | 10,000円 |
| 合計(就学支援金を使う前) | — | 1,342,000円 |
| 就学支援金(中央国際の授業料に充当) | 13,668円×25単位=341,700円、年間上限337,200円 | −337,200円 |
| 初年度の実質負担 | — | 約1,004,800円 |
出典:中央高等学院 池袋校 募集要項(2027年度入学分・2026年8月18日確認)/中央国際高等学校「学費のご案内」 ※就学支援金は文部科学省の2026年度制度(私立通信制13,668円/単位・年間上限337,200円・所得制限なし)で計算。別途、御宿での集中スクーリングの交通費・宿泊費がかかります
表を見て気づくのは、就学支援金で減るのが約34万円だけ、という点でしょう。
支援金が使えるのは提携校・中央国際高等学校の「授業料」の部分だけで、中央高等学院に払う80万円には1円も効きません。
つまり「無償化」の言葉から想像する金額と、実際の手出しにはかなりの開きがあります。
ここを知らずに入学すると、2年目の請求書で戸惑うことになりかねません。
もうひとつ。この80万円は「授業料」ではなく、担任がついて週1日でも週5日でも通える校舎の利用料に近い性格のお金です。
金額の妥当性は、お子さんがそのサポートをどう使うかと切り離せません。
我が家の場合、この金額でどこまでのサポートが受けられるのか。
担任との距離感や登校ペースは、お子さんに合っているのか。
数字はパンフレットに載っていますが、他校と並べて初めて「うちにとって適正かどうか」が見えてきます。
中央高等学院と、通い方の似た人気校のパンフレットをまとめて取り寄せて、同じ条件で見比べてみませんか。
中央高等学院を含む人気校の資料をまとめて請求(無料)中央高等学院の学費はなぜ高く見える?サポート校と提携校の二重構造
中央高等学院の学費は、大きく2つの支払先に分かれます。
| 支払先 | 役割 | 就学支援金 | 費用の目安(池袋校・年間) |
|---|---|---|---|
| 中央高等学院(サポート校) | 週1〜5日の通学先。授業・レポート指導・担任・進路指導 | 対象外(全額自己負担) | 1年次800,000円/2・3年次880,000〜1,180,000円 |
| 中央国際高等学校(提携校・広域通信制) | 高校卒業資格を出す学校。レポート添削・単位認定・年2回の集中スクーリング | 授業料のみ対象 | 入学金50,000円+教育運営費30,000円/年+授業料15,000円×履修単位 |
出典:中央高等学院 池袋校 募集要項(2027年度入学分)/中央国際高等学校「学費のご案内」(2026年8月18日確認)
高校卒業の資格を出すのは中央国際高等学校で、中央高等学院はその卒業を「通いながら」支える場所、
という関係です。おおぞら高等学院や トライ式高等学院と同じ、サポート校の一般的な仕組みになります。
ちなみに、ネット上で見かける「年間60万円」「約70万円」「年間77万円」といった数字は、多くが中央高等学院側の受講料だけ、
あるいは数年前の金額です。片側だけの数字や古い年度の数字で予算を組むと、実際の請求とずれます。
学費が高く見える理由はここにあります。
国の就学支援金は「高等学校の授業料」を支援する制度なので、法律上の高校ではないサポート校の費用は最初から対象外。
中央高等学院の3年分(最安ルートで256万円)は、支援金があってもそのまま残ります。
一方、中央国際高等学校の授業料は1単位15,000円。
卒業に必要な74単位を3年で履修すると111万円ですが、
ここは支援金でほぼ相殺されるので、提携校側の実質負担は3年で約26万円まで下がります。
「実質無償化」と聞いたけれど、実際にいくら戻る?
2026年度から、高等学校等就学支援金の所得制限はなくなりました。
世帯年収にかかわらず、私立通信制高校の授業料は1単位あたり13,668円、年間上限337,200円まで国が負担します。
中央国際高等学校の履修例(1年次25単位・2年次26単位・3年次23単位)に当てはめると、
支援金は1年次337,200円、2年次337,200円、3年次314,364円。3年間の合計は約98.9万円になります。
出典:文部科学省 高等学校等就学支援金(2026年度)。支給額の計算は当サイト。
中央国際高等学校の公式サイトには旧制度(4,812円/単位・所得制限あり)の記載が残っているため、
実際の支給額は入学時に配布される案内で必ず確認してください。
注意点は2つあります。
1つは、支援金は入学時に学校を通じて申請が必要で、申請しなければ支給されないこと。
課税証明書などの書類は出願時に提出します。
もう1つは、支援金は授業料以外(入学金・教育運営費・サポート校の費用)には使えないこと。
「無償化」というより、「提携校の授業料が軽くなる」制度と考えておくと、資金計画がずれません。
見落としやすい「隠れコスト」は?集中スクーリング・タブレット・卒業アルバム
学費表の外側にある費用を、募集要項と公式サイトから拾い出しました。
| 費目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 御宿での集中スクーリング(年2回・3泊4日または4泊5日) | 交通費・宿泊費は非公表 | 中央国際高等学校の卒業要件。新宿・東京などのターミナル駅からバス送迎、宿泊先は学校が手配 |
| タブレットPCキッティング料 | 5,000円(入学時) | 学校指定PC(Surface Go)を使用 |
| システム利用料 | 6,000円/月 | 3年間で216,000円。学費表の「合計」には入っていない |
| ITパスポート試験対策講座 | 12,000円(2年次) | 令和6年度から全員対象の講座 |
| 卒業アルバム代 | 7,000円(3年次) | — |
| 行事費・部活動費 | 別途実費 | 修学旅行・スキー教室・大学訪問など。参加は必須ではない |
| 制服 | 購入・着用は自由 | ユニクロ製品を制服として用意。固定費にならない |
| 検定料(中央国際高等学校) | 10,000円 | 出願時 |
| 介護福祉就職コースの資格取得費 | 別途実費 | 資格スクール費用 |
出典:中央高等学院 池袋校 募集要項(2027年度入学分)/中央国際高等学校「よくある質問」「募集要項」(2026年8月18日確認)
FPの目で見て特に押さえておきたいのは、月6,000円のシステム利用料と、集中スクーリングの2つです。
システム利用料は月額表示なので小さく見えますが、3年間で21.6万円。学費表の「合計」欄には含まれていないので、
資金計画にはこの分を足しておく必要があります。
集中スクーリングは千葉県御宿町で年2回、3泊4日。
宿泊先は学校が手配し、ターミナル駅から送迎バスが出るので保護者の負担は軽い一方、費用は公開されていません。
年2回×3年で6回分になるため、資料に同封される案内で1回あたりの金額を確認しておくと安心でしょう。
もうひとつ、支払い方法にも触れておきます。学費は原則として一括納入。
ただし日本政策金融公庫の教育ローンや、学院提携の教育ローンが使えます。
中央国際高等学校側にも、月1万円程度から返済できる「学費サポートプラン」(オリコ・三井住友カード提携)があります。
最低金額だけで判断せず、追加費用まで含めて見積もっておきましょう。
中央高等学院の学費は3年間でいくら?総額シミュレーションと他校比較
中央高等学院は、1年次は全員が「通信制高校サポートコース」に在籍し、
2年次から「ライフサポートコース」または「大学入試コース」を選ぶ仕組みです(介護福祉就職コースは1年次から)。
そのため3年総額は、2年次にどのコースを選ぶかで決まります。
中央国際高等学校の学費、タブレット関連費、卒業アルバム代、検定料を含めた3年間の目安がこちらです。
| 2年次からのコース | 3年間の学費総額 | 就学支援金後の実質負担 | 月あたり目安(実質÷36か月) |
|---|---|---|---|
| ライフサポートコース | 4,060,000円 | 約3,071,000円 | 約85,000円 |
| 大学入試コース(短大・私大系) | 4,260,000円 | 約3,271,000円 | 約91,000円 |
| 大学入試コース(国公立・医学部系) | 4,660,000円 | 約3,671,000円 | 約102,000円 |
| 介護福祉就職コース(1年次から) | 4,460,000円 | 約3,471,000円 | 約96,000円 |
出典:中央高等学院 池袋校 募集要項(2027年度入学分)の年次別金額と、中央国際高等学校「学費のご案内」の履修例(25・26・23単位)を当サイトで合算。集中スクーリングの交通費・宿泊費、行事費、介護福祉就職コースの資格取得費は含みません。月あたり目安は当サイト計算(実際の納入は原則一括)
月あたりに直すと8.5万円から10万円前後。私立高校の全日制に通わせるのと近い水準です。
ここで大切なのは、この金額の中身。中央高等学院の80万〜118万円は、週1日から週5日まで通える校舎、チーム担任、
進路指導、レポート管理を含んだ「通う場所の費用」で、通信制高校の授業料とは別物になります。
「通信制=安い」と考えて入ると、金額に驚くことになるでしょう。
逆に、全日制の私立に近い環境を、朝10時始業・週1日からという無理のないペースで用意してもらう費用と考えると、見え方は変わってくるはずです。
同じサポート校型の他校と比べるとどうなの?
比較は仕組みをそろえて見るのが鉄則です。
中央高等学院と同じ「サポート校+提携校」の二重構造の学校と、独立校の週5日通学型を分けて並べます。
・サポート校型:おおぞら高等学院は3年実質でみらい学科基礎コース約162万円、進学・専門コース約235万円(通学頻度の区分が独自のため単純比較はできません)
・独立校の週5日通学型:ID学園総合進学コース約211万円、クラーク全日型約227万円、N高通学週5約269万円
出典:各校の3年実質負担は当サイトの各学費記事(2026年度要項ベース・就学支援金後)。中央高等学院は2027年度入学分の池袋校要項+中央国際高等学校の公式学費。
数字だけ見れば、中央高等学院の約307万円は同帯の中でも高めの水準です。
ここは正直に書いておきます。
ただし差の中身は「何が入っているか」で変わります。
中央高等学院は入学試験がなく、週1日の登校から始めて2年次で進学コースに切り替えられる。
チーム担任制で複数の先生が見守り、大学入試コースの進学実績も公開されている。
この体制が、お子さんにとって必要なものかどうかで、同じ金額の意味は変わってきます。
その体制が実際にどう評価されているかは、
口コミ128件と学校データを突き合わせた中央高等学院の評判・口コミの記事で検証しています。
学費の高い安いに加えて、担任との距離、登校ペースの自由度、進路指導の中身、そして何よりお子さんが「ここなら通えそう」と感じるか。
この4つは、パンフレットを並べて初めて比べられます。
中央高等学院と、通い方の似た人気校の資料をまとめて取り寄せて、同じ表の上で見比べてみてください。
3年総額とサポートを並べて比較。中央高等学院と人気校の資料をまとめて請求(無料)\ 迷ったらまずこの3校から /
最初に検討したい人気の通信制高校【TOP3】
※掲載順は、当サイト編集部(FP2級・30校以上を直接取材)が2026年度募集要項・取材内容をもとに選定しています。学費は就学支援金適用後の目安です。
2年次のコース選択と転入で学費は変わる?
学費が動くタイミングは2つあります。
1つ目は2年次のコース選択。1年次の80万円から、ライフサポートコースなら88万円、
大学入試コース(短大・私大系)なら98万円、国公立・医学部系なら118万円に変わります。差額は年8万〜38万円。
1年次のうちにお子さんの進路の方向を見ておくと、2年目以降の資金計画が立てやすくなります。
2つ目は転入・編入。中央高等学院は入学試験がなく、随時入学できます。
前籍校で修得した単位は原則として中央国際高等学校に引き継げるので、残りの履修単位が減れば1単位15,000円の授業料もその分下がります。
一方、サポート校側の費用は在籍する年次のコース料金がそのままかかります。
年度途中の転入で月割りになるかどうかは要項に記載がないため、入学希望時期の納入額は説明会で直接確認しておくのが確実でしょう。
なお、この記事の金額は池袋校の募集要項に基づくものです。
吉祥寺本校・渋谷原宿校・横浜校・千葉校・さいたま校・名古屋本校については同額かどうか各校舎の要項でご確認ください。
福岡・熊本・鹿児島の3校や「〇〇中央高等学院」を名乗る提携校は、
通学日数別(週1〜2日/週3〜5日/在宅)の別の料金体系を採っているところがあります。
校舎名が同じでも金額は同じとは限らないので、通う予定の校舎の要項で確認するのが確実です。
中央高等学院の学費や仕組みに関するよくある質問
Q. 中央高等学院の年間学費はいくらですか?
就学支援金337,200円を差し引いた実質負担は約100万円です。2年次以降はコースにより880,000〜1,180,000円+提携校分になります。
Q. 中央高等学院の学費は高いですか?
ただし内訳は週1〜5日通える校舎・チーム担任・進路指導の費用で、独立校のネットコース(3年数十万円台)とは中身が違います。お子さんに通う場所と担任が必要かどうかで、高いか妥当かの答えは変わります。
Q. 学費の免除や補助はありますか?
自治体独自の私立授業料助成は、お住まいの都道府県の対象校かどうかを確認してください。
Q. 中央高等学院の学費は月払いや分割にできますか?
提携校の中央国際高等学校にも、月1万円程度からの分割に対応した「学費サポートプラン」があります。分割の条件は資料請求のうえ、入学相談室に確認してください。
Q. 中央高等学院に偏差値や入学試験はありますか?
中学校にあまり通えていなくても入学できると公式サイトに明記されています。
Q. 制服代はいくらかかりますか?
決まった制服代はかからず、私服で通うこともできます。
Q. 就学支援金は中央高等学院の80万円にも使えますか?
対象は提携校・中央国際高等学校の授業料(1単位15,000円)のみで、入学金・教育運営費・サポート校である中央高等学院の費用は対象外です。2026年度から所得制限はなくなりました。
Q. 授業は週に何日通うのですか?
集中スクーリングは中央国際高等学校の御宿本校で年2回、3泊4日です。校舎の雰囲気や在校生・保護者の実際の声は評判・口コミの記事で解説しています。
後悔しないための「タイプが違う3校の同時資料請求」
中央高等学院の学費は、就学支援金を使っても3年で約307万円から。
サポート校型の中でも高めの水準ですが、その中身は週1日から通える校舎とチーム担任、進路指導の費用です。
だからこそ、金額だけで決めない方がいい。
同じくらいの費用でどんなサポートが受けられるのか、
お子さんが「ここなら通えそう」と感じる学校はどこか。
それは2〜3校のパンフレットを並べて、できればお子さんと一緒に開いてみたときに初めて見えてきます。
資料請求は無料で、比較検討はご自宅で誰にも急かされずに行えます。
まずは中央高等学院と、通い方のタイプが違う人気校のパンフレットを一度に取り寄せるところから始めてみてください。
中央高等学院と人気校の資料をまとめて請求(無料)\ 迷ったらまずこの3校から /
最初に検討したい人気の通信制高校【TOP3】
※掲載順は、当サイト編集部(FP2級・30校以上を直接取材)が2026年度募集要項・取材内容をもとに選定しています。学費は就学支援金適用後の目安です。
出典欄:
- 中央高等学院 池袋校 募集要項(2027年度入学分:入学金20,000円・教育運営設備費80,000円・諸経費100,000円・受講料600,000〜1,000,000円・タブレット関連費・卒業アルバム代・一括納入と教育ローン。2026年8月18日確認、Drive PDF)
- 中央高等学院 学校案内パンフレット2,026(1年次サポートコース→2年次コース選択の仕組み・週1日から・朝10時始業・チーム担任制・Surface Go・ITパスポート講座)
- 中央国際高等学校 公式サイト「学費のご案内」「よくある質問」「募集要項」(入学金50,000円・教育運営費30,000円・授業料15,000円/単位・履修例25/26/23単位・検定料10,000円・集中スクーリング年2回3泊4日・学費サポートプラン。2026年8月18日確認)
- 中央高等学院 公式サイト(制服=ユニクロ・入学試験なし・随時入学・校舎一覧)
- 文部科学省 高等学校等就学支援金(2026年度・所得制限撤廃・私立通信制13,668円/単位・年間上限337,200円)P-01
- 他校学費:当サイト各学費記事(おおぞら・ID学園・クラーク・N高)
