第一学院の学費を決める2つのコースの違いとは?
まず最初に整理しておきたいのが、第一学院のコース構造です。
ここを把握せずに学費の話に進むと、数字が正確でも判断を誤ります。
スマホの料金プランをイメージしてください。
同じキャリアでも「データ使い放題プラン」と「最低限の通話プラン」では月額が数倍変わります。第一学院のコース選択も、これとまったく同じ構造です。選び方次第で、3年間の総額が最大200万円以上変わります。
大きく分けると「在宅のオンラインコース(Mobile HighSchool)」と「通学コース(3種)」の2カテゴリです。
第一学院高等学校コース一覧の比較表
| コース | 通学頻度 | 向いているお子さんのタイプ |
|---|---|---|
| Mobile HighSchool(オンライン) | 在宅・登校なし | 外出が難しい・自分管理ができる |
| ベーシック 2DAYS | 週2日 | 少しずつ登校に慣れたい |
| スタンダード 5DAYS | 週5日(毎日) | 全日制に近い生活リズムに戻したい |
| プレミアム 5DAYS | 週5日(毎日) | より手厚いサポートと充実した学習環境を求める |
お子さんの現状に合わせてどのカテゴリに属するかを先に決めると、このあとの学費シミュレーションが格段にわかりやすくなります。
第一学院の入試区分で学費が変わる? 自己推薦入試を選ぶべき理由
第一学院に入学するなら、入試区分は必ず確認してください。
知っているだけで最大8万円の節約になります。
紹介制度とあわせると最大で9万円安くなる可能性があります。
第一学院高等学校
| 入試区分 | 免除額 | 条件 |
|---|---|---|
| 自己推薦入試 | 1万円〜最大8万円(コース別) | 入学後の勉強意欲と第一志望として専願とする条件あり |
| 一般入試 | なし | 特になし |
※出典:第一学院高等学校 2026年度生徒募集要項(資料参照)
紹介制度の活用で+1万円引き
中学校の紹介により、入学を希望される方に対して入学金が免除される制度があります。
学校からの「紹介書」の提出が必要です。
自己推薦入試とは — 学校長の推薦は不要
「自己推薦」という言葉を見て、「うちの子には難しいかも」と感じた方、安心してください。推薦状も、推薦者も、一切必要ありません。第一志望であれば誰でも出願できる制度です。
知らずに一般入試で申し込んでしまうと、自己推薦なら免除されたはずの費用を払うことになります。
コースによっては8万円の差が生じるため、出願前にかならず確認してください。
免除額はコースによって異なります。
以下の金額は入試要項に基づく数値です。
コース別の自己推薦免除額一覧
| コース | 自己推薦入試での免除額 |
|---|---|
| Mobile HighSchool(オンライン) | 10,000円 |
| ベーシック 2DAYS | 30,000円 |
| スタンダード・プレミアム 5DAYS | 80,000円 |
※ 出典:第一学院高等学校 2026年度入試要項(資料)
通学コースを選ぶ予定の方には特に大きな恩恵になります。
出願前に必ず確認しておいてください。
通信コース(Mobile HighSchool)の初年度実質負担
初年度の実質負担85,300円の内訳は以下のとおりです。
| 費用項目 | 金額 |
|---|---|
| 入学検定料 | 10,000円 |
| 入学金 | 10,000円 |
| 施設整備費 | 10,000円 |
| 指導関連費 | 55,300円 |
| 授業料(25単位×12,000円=300,000円) | 就学支援金で全額カバー |
| 合計(実質負担) | 85,300円 |
※ 出典:第一学院高等学校 2026年度入試要項(資料) ※指導関連費:ICTを活用したコンテンツ料・教材費・システム使用料・同窓会費・保険料
第一学院の学費がわかりづらい? 授業料とコース費用の2本立て構造
第一学院の学費が複雑に見える理由は、費用が「授業料」と「コース費用」の2本立てになっているためです。
就学支援金が適用されるのは前者のみで、後者には一切適用されません。
第一学院高等学校のコース別学費の内訳
| 費用の種類 | 就学支援金 | Mobile HighSchool | ベーシック 2DAYS | スタンダード 5DAYS |
|---|---|---|---|---|
| 授業料(単位履修料) | 対象 | 300,000円 | 300,000円 | 300,000円 |
| 施設整備費 | 対象外 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 |
| 指導関連費 | 対象外 | 55,300円 | 88,300円 | 88,300円 |
| コース授業料 | 対象外 | なし | 277,200円 | 528,000円 |
| コース指導関連費 | 対象外 | なし | 60,500円 | 60,500円 |
| コース施設整備費 | 対象外 | なし | 30,000円 | 73,500円 |
※ 出典:第一学院高等学校 2026年度入試要項(資料) ※指導関連費:ICTを活用したコンテンツ料・教材費・システム使用料・同窓会費・保険料
コース費用が対象外であることを理解していないと、「思ったより高かった」という後悔に直結します。
通学コースを検討している方は、就学支援金でカバーされる部分とされない部分を、入学前に必ず分けて把握してください。
コース別の費用内訳はパンフレットに詳しく記載されています。
まずは無料で取り寄せて、ご家族で確認してみてください。
2026年就学支援金の改正で第一学院・N高・飛鳥未来の3校のネットコース比較
令和8年度から就学支援金制度が大幅に拡充され、所得制限が完全撤廃されました。
年収に関わらずすべての対象生徒に支給され、私立通信制高校への支給上限は年間337,200円です。
第一学院の授業料は1単位12,000円×25単位=300,000円のため、支給上限内に収まり、授業料は全額カバーされます。
以下は、第一学院高等学校を比較されている保護者がよく比較されているN高・飛鳥未来を含めた3校比較です。
2026年就学支援金改正後の初年度実質負担3校比較
| 項目 | 第一学院 | N高 | 飛鳥未来 |
|---|---|---|---|
| 年間授業料(単位履修料) | 300,000円(25単位×12,000円) | 300,000円(25単位×12,000円) | 260,000円(26単位×10,000円) |
| 就学支援金による授業料カバー | 全額(300,000円) | 全額(約300,000円) | 全額(260,000円) |
| 先引き制度(就学支援金を差し引いた金額を納入) | あり | あり | なし |
| スクーリング | 茨城or兵庫 | 沖縄 | 最寄りのキャンパス |
| 在宅コース初年度実質負担 | 85,300円 | 73,000円 | 235,000円 |
※ 出典:第一学院高等学校 2026年度入試要項(資料) ※出典:飛鳥未来 2026年千葉キャンパスの入試要項 ※出典:N高等学校 2026年入試要項 ※ 出典:各校2026年度入試要項・文部科学省「高校生等への修学支援(令和8年度予算案)」
在宅で自己管理ができる方や通学は絶対に無理なお子様に関しては、スクーリングを含めた費用負担が少ない第一学院高等学校が最安です。
ただし、金額の多い少ない以上に重要なのがサポート体制とカリキュラム内容です。
同じ在宅のオンラインコースであっても、学校によってサポート体制やカリキュラムは大きく異なります。
合う・合わないは子どもによっても違うため、金額だけでなく学習スタイルとの相性も含めて比較することをおすすめします。
N高の沖縄スクーリングは費用がかかると敬遠されがちですが、
帰宅後には、スクーリングに行きたくなくて震えていたお子様が、笑顔で仲間ができる「スクーリングロス」になる生徒が多数います。
金額だけでない体験も含めて比較するのがおすすめです。
N高マジック?N高・S高・R高の違い全部みせます!スクーリング費用を徹底比較学費はいつ払う?支払いスケジュールと分割制度の3校比較
第一学院はN高と同様の先引き制度を採用しているため、入学時の支払いは就学支援金控除後の実質額のみで構いません。
初期費用の負担が軽減されるので、入学時の資金計画が立てやすい点は、保護者にとって大きなメリットです。
ただし、学費を一括納入またはローンの2択となりますので、まとまったお金を入学前に用意する必要がありますのでご注意ください。
3校の学費支払い制度と時期比較
| 項目 | 第一学院 | N高 | 飛鳥未来 |
|---|---|---|---|
| 先引き制度(就学支援金を差し引いた金額を納入) | あり | あり | なし |
| 支払い方式 | 一括納入 | 2回の分割納入※ | 一括納入 |
※N高についてネットコースは一括納入になりますのでご注意ください。通学コースは2分割で年2回支払いを分散することができます。
コース別・3年間の学費総額は?3年間の実質負担シミュレーション
標準単位数(3年間74単位)で進んだ場合の試算です。
入学金・検定料は1年次のみ発生するため、2・3年次は20,000円ずつ安くなります。
第一学院高等学校のコース別の学費一覧表
| コース | 初年度 | 2年次 | 3年次 | 3年間合計 |
|---|---|---|---|---|
| Mobile HighSchool | 85,300円 | 65,300円 | 65,300円 | 215,900円 |
| ベーシック 2DAYS | 486,000円 | 466,000円 | 466,000円 | 1,418,000円 |
| スタンダード 5DAYS | 780,300円 | 760,300円 | 760,300円 | 2,300,900円 |
| プレミアム 5DAYS | 951,900円 | 931,900円 | 931,900円 | 2,815,700円 |
※ 初年度には入学検定料10,000円・入学金10,000円が含まれる(2年次以降は不要) ※ 出典:第一学院高等学校 2026年度入試要項(資料) ※制服費用7万円と推奨PC/タブレット費用・特別活動費を含めていません。
通学コース(スタンダード5DAYS)3年間の内訳
スタンダード5DAYSでは毎年、コース授業料528,000円・コース指導関連費60,500円・コース施設整備費73,500円が発生します。
これら合計662,000円がすべて就学支援金の対象外です。授業料30万円は支援金でカバーされますが、
コース費用が大きく上乗せされるため、実質負担は年間約78万円になります。
FPが注意喚起する第一学院の3つの隠れコスト
「思っていたより高かった」「後悔した」という声の多くは、以下の3つのコストを事前に把握していなかったケースです。
パンフレットに載っていないものも含めて、すべて先にお伝えします。
隠れコスト① 制服代 — 希望者のみだが夏冬で約7万円
制服の着用は強制ではなく希望制です。ただし、入学後にお子さんが「やっぱり制服を着たい」と言い出してから慌てないよう、夏服・冬服合わせて約70,000円を予算に入れておくことをFPとして推奨します。
隠れコスト② PC・タブレット — 通学コースは用意が必須
通学コースとMobile HighSchoolでは、必要な端末が異なります。
キャンパスに通う方のタブレット推奨環境(2026年3月時点)
| iPadシリーズ | 世代目安 |
|---|---|
| iPad Air | 第3世代以降 |
| iPad Pro | iPadOS14以降対応機種 |
| iPad | 第7世代以降 |
※ 出典:第一学院高等学校 2026年度入試要項(資料) ※ モデル番号の詳細は端末背面に記載されています。対応機種の完全なリストは入学時に配布される推奨端末資料でご確認ください。
【キャンパスに通う方のパソコン推奨環境】
| Windows 10以降 | 解像度1,280×1024以上 / Core i5(2.4GHz)以上 / SSD 128GB以上 / メモリ8GB以上 / バッテリー5時間以上 / 重量1kg程度 | ウイルス対策ソフト(ウイルスバスター・マカフィー・ノートンのいずれか推奨) |
|---|
※ ChromebookやAndroidは一部コンテンツに対応していない場合があるため推奨外 ※ Office 2019またはMicrosoft 365のインストールを推奨(任意)
【Mobile HighSchool(オンライン)の方の推奨環境】
| デバイス | OS・ブラウザ要件 |
|---|---|
| タブレット | Android OS 12以降 / iPad 第8世代以降・iPadOS15以降 |
| パソコン | Windows 11(Edge・Chrome最新版)/ Mac OS 13以降(Safari・Chrome最新版) |
| スマートフォン | Android OS 13以降(Chrome最新版)/ iPhoneXR以降・iOS15以降 |
※ スマートフォンでは一部コンテンツの利用に制限がある場合あり
隠れコスト③ 茨城・兵庫本校へのスクーリング交通費
第一学院の本校は茨城県高萩市(高萩本校)と兵庫県養父市(養父本校)の2箇所です。
年に1度、本校のスクーリングが必須となります。
東京→高萩(JR常磐線)の往復交通費は、普通列車でも3,190円、特急利用なら約5,430円が必要です。
※2026年3月時点の電車賃
また、スクーリングは宿泊を伴うパッケージ形式が多く、
交通費と参加費(宿泊・食費等)を合わせると1回につき数万円の支出が見込まれます。
3年間では合計10〜15万円程度の追加コストを想定しておくのが現実的です。
よくある質問
Q. 第一学院の3年間の学費は合計いくらですか?
特別活動費・スクーリング費用が別途かかります。
※ 出典:第一学院高等学校 2026年度入試要項(資料)
Q. 就学支援金はどのくらい節約になりますか?2026年の変更点は?
ただしコース費用・指導関連費・施設整備費は対象外です。
Q. 自己推薦入試と一般入試の違いは何ですか?
入学予定の方は必ず自己推薦入試を検討してください。
Q. 第一学院は、なぜ本校にスクーリングに毎年いく必要がありますか?
他校の飛鳥未来については、本校以外のキャンパスについてスクーリング会場の認可を受けているので日帰りでスクーリングを受ける事ができ、スクーリングの負担が少ないです。
まとめ : 第一学院の学費で後悔しないために
第一学院の学費構造を一言でまとめると「授業料は就学支援金で全額カバーされるが、コース費用が対象外のため通学コースでは手出しが大きく残る」です。
Mobile HighSchoolであれば3年間約21.6万円と極めて低水準ですが、
週5日通学のスタンダード5DAYSでは約230万円と、全日制の私立高校とほぼ同水準になります。
後悔しないために、今すぐ確認すべき2つの節約ポイントがあります。
まず自己推薦入試(最大8万円の免除)、そして就学支援金の先引き制度(入学時の資金負担を大幅に軽減)です。
どちらも知っているかどうかだけで家計への影響が変わります。
飛鳥未来の学費との詳細比較はこちら複数校のパンフを並べて比較することが、後悔しない選択への最短ルートです
まだ学校を絞り込めていなくても大丈夫です。
通学コースの詳細費用はパンフレットにしか載っていません。
第一学院を含む複数校のパンフを無料で取り寄せて、コース別の費用内訳をご家族でゆっくり確認してみてください。